塾高を志す中学生(受験生・内部生)の君たちへ 

――UNICORNSの紹介――

部長 阿久沢 武史

 

2005年、ユニコーンズは秋季関東大会で優勝、クリスマスボウル(全国大会決勝)に出場し、22年ぶりに日本一になりました。

 慶應義塾高等学校アメリカンフットボール部は、戦後まもない昭和23年(1948年)にタッチフットボール部としてスタートしました。以来、50年以上にわたる長い歴史の中で、全国大会優勝3回(1978年・1983年・2005年)、準優勝1回(1982年)という輝かしい足跡を残してきました。最近では2001年の春季関東大会で優勝し、昨年は春季関東大会で準優勝しました。

塾高(慶應義塾高等学校)を志す中学生の諸君、君たちにとって大事なのは、塾高に入学するというただその一点だけではありません。君たちが高校生活に何を求めるのか、どのような形でそれを意義あるものにするのかということもまた重要なことです。塾高に入学すれば、大学受験のために膨大な時間を費やす必要はありません。その分、自分の好きなことや興味あることに思う存分打ち込むことができるのです.

アメリカンフットボールの日本での競技人口は決して多いわけではありません。部員の全員が入学前までは未経験者です。実際、中学時代に経験したスポーツは、サッカー・野球・バスケットボール・テニス・ラグビー・柔道など実にさまざまです。運動系のクラブに所属していなかった者もいます。アメリカンフットボールは、塾高入学後に初めて出会うスポーツ、新入生全員が横一線の同時スタートで始められるスポーツなのです。

君たちの中にはテレビでNFL(アメリカのプロフットボールリーグ)やXリーグ(日本の社会人リーグ)の試合を観たことのある人も多いでしょう。アメリカンフットボールは大変華やかなスポーツです。選手には圧倒的なパワーとスピードが要求されます。同時に、何より大切なことはきわめて「知的なスポーツ」であるということです。どのようなフォーメーションで、どのような戦略・戦術で戦うのか。これがアメリカンフットボールの大きな魅力と言ってもいいでしょう。

もちろんアメリカンフットボールは熱くて激しいスポーツです。君たちが安心して取り組むことができるよう、特に技術面と安全面へのサポートに力を入れて、次のような体制を整えています。

○大学との関係

慶應義塾大学の体育会アメリカンフットボール部とは密接な関係があり、練習グラウンドを共有しています。一貫教育の特性を生かし、コーチ・選手ともに日頃から大学と盛んに交流しています。

○指導体制

監督と社会人のコーチを中心に、大学生コーチが基礎からの指導を徹底して行なっています。原則としてコーチなしでの練習は行ないません。

○医療サポート

チームドクターを北里研究所病院の阿部均先生(整形外科・スポーツクリニック)にお願いしています。怪我その他の診察・治療や相談が随時可能です。また新入生には北里研究所病院でメディカルチェックを受けることを義務付けています。

○トレーナー

怪我の予防や怪我後の処置のために、試合(公式試合・練習試合)や合宿には専門のトレーナーがつきます。

○フィジカルトレーニング

アメリカンフットボールをするための強靭な体力をつけるため、また怪我を予防するため、フィジカルトレーニングを専門の指導者にお願いしています。

○定期戦

早稲田大学高等学院との伝統ある慶早戦の他に、全国屈指の強豪校・関西学院高等部との毎年の定期戦は50回以上を数えています。

○高校生活全般に関して

部長・副部長の3人の顧問教員が、勉強面を含め塾高での生活全般をサポートしています


 
君たちは「慶應」に何を求めるのか。「塾高」でどのような高校生活を過ごしたいのか。具体的にデザインして、それを形あるものにしていくのは君たち自身です。塾高に入学して、新しい気持ちでアメリカンフットボールを始め、知力と体力の限りを尽くし、一緒に大きな目標を目指しましょう。
 我々の大きな目標、それは言うまでもなく「クリスマスボウル」に出場し、「日本一」になることです。